広島県で3Dプリンター住宅のスリムクリートを打設しました。

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広島県では、AI・IoT等のデジタル技術を活用した実証実験を行う場「ひろしまサンドボックス」により、先端的な技術やサービスを積極的に活用しながら、地域の暮らしを豊かにできるよう取り組んでいます。
3Dプリンター含む最新の技術は、過去の規制や法律では想定しえなかった技術であることから、社会実装に関する障壁が多く、実証実験が難しいことが以前から指摘されていました。そこで広島県は、「サキガケプロジェクト」として、技術の開発実証費用のほか、障壁となる規制の緩和やルールメイクなどを支援する取り組みを始めました。

今回広島・坂町で公開した実験は3Dプリンターで住宅を建てるために必要な、鉄筋や鉄骨などを外壁にあけられた穴にスリムクリートと呼ばれる鉄筋コンクリートの代わりとなる鋼繊維が混ぜられた特殊なモルタルを流し込むことで使用量を削減するといったものです。

実験は無事成功し、作られた建物はイベント時の休憩所や展示施設として活用される予定となっております。
(実験後は建築基準法に合わせた鉄筋を追加します)