3Dプリンター事業-ila

3Dプリンター住宅・エネルギー事業

事業内容

nabejyu ilaは住むことの問題点を解消していきます。
それは3Dプリンターで造る住宅防災シェルターです。
9㎡~70㎡の3Dプリンターで造る住宅防災シェルターをご用意しております。社会問題となっている防災に関する問題を解消するため、自社設計施工のシェルターを販売いたします。
海外と比べ日本のシェルター所持率は低く、防災対策は不十分です。私たちが皆さまの安全な避難場所をご提供致します。

命を守る3Dプリンター建築 ― 人と人を守り合う希望の形

東日本大震災から生まれた想い

2011年3月、東日本大震災の被災地で、自衛隊キャンプの隣にテントを張り、復旧支援に奔走する若者がいました。その青年こそ、ナベジュウ当社代表です。彼は現地で被災者の方々から直接「もっと人を守る力がこの国には必要だ」という声を耳にしました。その言葉は胸に深く刻まれ、私たちナベジュウの原点となりました。

命を守る建築を届けたい

この想いを胸に、私たちは現在、「命を守る建築」づくりに取り組んでいます。それはただの建物ではなく、大切な命を守るための場所です。たとえば、ご高齢の方や体の不自由な方など、様々な事情で指定の避難所に行けない方々にも、安全に身を寄せられる拠点となるような建築を目指しています。

災害大国と呼ばれる日本ですが、実は家庭や地域でシェルターを備える例は海外に比べて決して多くありません 。だからこそ、私たちはこの小さなシェルターを必要とする方のもとに届けたいと願っています。

3Dプリンター建築だからできること

従来の工法とは異なり、設計通りに材料を積層していくことで建物が少しずつ形を成していきます。この先進技術によって、建築に要する時間や労力が大幅に短縮され、困難な状況下でも迅速に強固な拠点を築くことが可能になりました。では、3Dプリンター建築には具体的にどのような強みがあるのでしょうか。
【迅速な施工】従来は数ヶ月を要する建築も、3Dプリンターならわずか数日で完成します。緊急時にも素早く安全な空間を提供できます。
【強固な構造】特殊なモルタル素材を用い、鉄筋コンクリートと一体成型することで高い強度を確保。地震や風雨にも耐えうる頑丈なシェルターが実現できます。
【狭小地にも設置可能】コンパクトな設計のため、広い土地がなくても設置可能。ご自宅の敷地や小さな地域拠点など、必要な場所に柔軟に導入できます。

地域に育む安心・信頼・共助

私たちの提供する小さなシェルターは、地域に大きな安心をもたらします。日常から「いざという時の避難場所」が身近にあることで、そこに暮らす人々は心のゆとりと、地域で互いに支え合えるという信頼感を得ることができます。「もしもの時はお互い様」。そんな共助の意識を育てる拠点として、私たちの建築が地域に根付いていくことを願っています。

あの日、被災地で張った一張のテントから始まった想いは、最新技術で造るシェルターという「形」になりました。ナベジュウの3Dプリンター建築は、人と人が守り合うための希望の形です。私たちはこれからもこの形に想いを込め、一人でも多くの命を守るお手伝いをしてまいります。

スタッフ紹介

荒井 義久(設計)

3Dプリンター出力チーム

施工実績